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国際セミナー「東南アジアにおける海上旅客輸送の安全性向上(フェリー事故防止)に関するセミナー」
実施日時 平成23年2月9日(水)9:00〜18:00
実施場所 インドネシア国スラバヤ市ホテル「マジャパヒ」内会議室
参加人数 172名

 インドネシア等の東南アジアの島嶼国においては、旅客フェリーによる海上輸送の重要性が高いが、これらの地域においては、従来より転覆による海難事故が相次ぎ、毎年数百名にのぼる多数の人名が失われており、未だ改善の兆しが見えていない。これらの地域で用いられている旅客フェリーは、我が国から輸入されたものも多いといわれているが、我が国のフェリーでは多数の死傷者を伴う同種事故が約50年間発生していないことを鑑みると、原因としては、船舶の復原性や気象海象に配慮した適切な運航管理の重要性に関する現地関係者の理解不足と考えられる。
  そこで、同国における旅客フェリーの安全向上に資することを目的として、我が国の産官学の専門家を現地に派遣し、そのような知見を分かりやすい形で現地運航事業者等に提供した。また、インドネシア政府側及び現地運航事業者からも、旅客船フェリーの船舶検査の現状及び会社の運航実務についてそれぞれ説明が行われた。質疑応答では、安全確保のための各種措置に係る官民の責任分担の在り方を中心に激しい議論が行われた。また、乗客名簿の作成に係る規制の有無や運航者による積荷情報の把握状況等我が国のフェリー輸送の実態についても多くの質問があった。
  なお、本セミナーでは、当初、スナリョ運輸省海運総局長及びユデゥスタ海運総局警備救難局長の挨拶、並びにジョングング船舶運航取締課長の講演が予定されていたが、前日深夜にジャカルタ沖で旅客フェリーの火災事故(全員救助)が発生し、その対応のためこの3名は急遽欠席となった。

主催者挨拶 財団法人運輸政策研究機構国際問題研究所所長 鷲頭 誠
インドネシア運輸省海運総局長 スナリョSH(事故対応のため欠席)
(挨拶代読:イマム運輸省海運総局船舶・船員局航海技術通信課長)
インドネシア運輸省海運総局警備救難局長 ユドゥスタ博士(事故対応のため欠席)
講演1 日本における海難事故の現況と復原性国内規則について
(国土交通省海事局検査測度課統括船舶検査官 高松 正徳)
講演2 インドネシアにおける旅客フェリーの船舶検査制度について
(インドネシア海運総局船舶・船員局航海技術通信課長 イマム S.ウタマ)
講演3 旅客フェリーの転覆事故防止に係る技術的考察
(高知大学海洋コア総合研究センター長・特任教授 渡邊 巌)
講演4 日本における安全運航管理の実務
(商船三井フェリー株式会社 取締役/安全統括管理者/運航管理者 稲垣 拡夫)
講演5 (株)ダルマ海運における旅客フェリーの運航
((株)ダルマ海運代表取締役社長 バンバン ハージョ S.)
講演6 インドネシアにおける旅客フェリー事故の評価(事故対応のため講演中止)
(インドネシア海運総局警備救難局船舶運航取締課長 ジョングング シトラス)
閉会挨拶 財団法人運輸政策研究機構国際問題研究所所長 鷲頭 誠
運輸省海運総局船舶・船員局航海技術通信課長 イマムS.ウタマ
セミナー修了証書授与式
(※各講演は質疑応答含む)

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