研究成果の社会貢献
国および自治体等の政策として検討、もしくは取り上げられた運輸政策研究所の政策提言を紹介します。
(1)国・地方自治体の政策づくりに関する研究
1-1アジアの時代の空港、港湾、海運のあり方に関する提言
| 研究テーマ |
研究の概要 |
国、自治体等で検討もしくは取り上げられた状況 |
| ・我が国における戦略的港湾運営のあり方 |
・港湾管理の一元化による効率化とコスト低減策、公社制度の見直しを提言 |
・国土交通政策審議会答申に反映 |
| ・港湾の競争戦略に関する研究 |
・世界の海上輸送の動きを分析した上で、日本海沿岸地域を一体的市場として捉え、地方港湾を活用した海運輸送のあり方を提言 |
・スーパー中枢港湾への集中を目的とした我が国の港湾政策において大きな議論 |
| ・港湾域物流拠点の再開発の方向性に関する研究 |
・コンテナターミナル等と一体的に機能する物流拠点を形成するための再開発手法につい提言 |
・国土形成計画(全国計画)、東京港の今後の港湾経営戦略、新経済成長戦略に反映 |
| ・海洋汚染の防止に関するインセンティブ手法に関する研究
|
・海洋汚染防止が可能な船舶の導入を促進するインセンティブ手法の検討
|
・「交通と環境に関する大臣会合」での大臣共同声明に盛り込み
・国際油濁補償基金における日本からの条約改正提案および船舶油濁損害賠償保障法改正の基礎資料として活用 |
| ・空港経営の国際比較に関する研究 |
・民営化された諸外国の空港の実態を分析し、我が国空港の民営化の可能性を提言 |
・国土交通省の空港政策の基礎資料として活用(この後成田空港の民営化が実施された) |
| ・複数空港における機能分担に関する研究 |
・欧米諸国の分析から、羽田空港再拡張時の国際便設定ルールを提言 |
・羽田再拡張時の国際線配分のルールとして活用 |
| ・地方空港の活性化に関する研究 |
・地方空港の適正な管理・運営方策、利用促進策について提言 |
・空港整備法改正の際の基礎資料として活用
・空港の設置及び管理に関する基本方針において重要性が盛り込まれた。 |
| ・混雑空港における容量拡大方策に関する研究 |
・混雑空港における発着容量拡大方策について検討 |
羽田空港の発着容量の拡大方策について大きな議論 |
| ・循環型社会形成のための静脈物流システムの構築に関する研究 |
・廃棄物及び使用済み製品を適正処理するための静脈物流システムの構築について提言 |
国土形成計画(全国計画)において重要性が盛り込まれた。 |
1-2効率的な都市鉄道整備に関する提言
| 研究テーマ |
研究の概要 |
国、自治体等で検討もしくは取り上げられた状況 |
・大都市圏における鉄道整備における上下分離
・運輸部門における各種の上下分離方式 |
・施設整備、保有と運行を分離した上下分離方式のあり方、効果、そして制度設計に関する研究 |
・都市鉄道利便増進法(平成17年制定)に反映 |
| ・大都市における駅前広場の整備方策 |
・大都市の駅前広場の整備方策および管理方策を提言 |
・国土交通省が制定したユニバーサルデザイン政策大綱に盛り込まれた |
| ・首都圏鉄道輸送の時間帯別需要を考慮した線増 |
・財政制約下で効率的に混雑緩和を行う施策を提案 |
・東急電鉄がこの方式で整備を実施 |
1-3 多様で自立的な地域における観光・交通政策への提言
| 研究テーマ |
研究の概要 |
国、自治体等で検討もしくは取り上げられた状況 |
・観光地の魅力度評価
・観光地の再開発手法に関する研究
・過疎地域における公共交通サービスの路線撤退分析 |
・観光地の魅力度評価手法を開発し、評価を実施
・観光地の衰退原因と都市とは異なる観光地の特性に配慮した再生手法の提案および過疎地において住民が享受すべきミニマムの公共交通サービスに関する検討 |
・国土形成計画(全国計画)、社会資本整備審議会道路部会答申に盛り込まれた。 |
(2)国際的に影響を及ぼした研究
2-1海外の大都市交通政策に関する提言
| 研究テーマ |
研究の概要 |
国、自治体等で検討もしくは取り上げられた状況 |
| ・都市交通と環境 |
・都市交通がもたらす環境への影響をテーマとして取り上げ、海外諸国の研究者と連携してその改善方策を提言した国際共同研究 |
・研究成果は日英で同時に出版
・多くの国の政策検討の基礎資料としての活用
・国際交通安全学会賞、土木学会環境賞、日本環境共生学会著述賞を受賞 |
| ・持続可能な都市モビリティに向けてのアジア特有の政策に関する研究 |
・急成長するアジアの巨大都市の交通問題を抜本的に解決する施策の提言を行う国際共同研究 |
・国際機関等のハイレベル会合に招聘され講演
ASEAN次官級交通政策会合
(MLIT:平成19年、20年、21年)
International Expert Group Meeting
(UN- HABITAT Regional Office:平成19年)
International Expert Meeting 等
(ESCAP:平成19年) |
| ・新幹線を活用したワンストップシティ構想 |
|
・韓国交通研究院において検討された構想において情報提供等の支援を行った。
この構想は、韓国大統領賞を受賞した。 |
|