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ITPS REPORT ABSTRACT <No.9701>

Jul.1997 フランスの都市公共交通制度:地方分権の観点を中心として
研究員 長谷川 豊

The system of urban public transport in France from the viewpoint of decentralization
Researcher: Yutaka HASEGAWA

 

 フランスはこれまで代表的な中央集権国家の一つと言われてきたが、これまでにも、地方分権を目的とした地方行政制度の改革が試みられてきている。こうした流れの中で、フランスの行政制度の一分野としての交通制度についても、同様の試みがなされている。

 フランスの交通制度(ここでは旅客を対象)は、観ね全国レベル、都市レベル及びその他の地方レベルに分けて考えることができる。この中で、地方自治体等の役割を十分に果たすべく様々な工夫がなされていると考えられる都市レベルのうち、特に、地方都市の公共交通制度に焦点をあてることにより、フランスの交通分野における地方分権の制度的進展及びその実態を把握した上で、それに伴う課題等にも触れつつ、フランスにおける都市公共交通分野における自治体等の役割を中心に考察することとする。

 一方、我が国においても近年、行政全般において地方分権への取組みが盛んになってきており、交通分野における地方分権を考えていく上でも、いま改めて国と地方の役割のあり方が問われている。こうした観点から、その制度に特色がみられるフランスの都市公共交通と我が国のそれとを併せてみていくことにより、都市公共交通を中心とする今後の我が国の交通分野における公的部門の果たすべき役割について地方分権の観点からそのあり方を探るものである。

 

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