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ITPS REPORT ABSTRACT <No.0302>

Dec.2003 複数空港における機能分担-国際比較と我が国の大都市圏での評価

花岡伸也主任研究員(現アジア工科大学講師)
Senior Researcher: Shinya Hanaoka

 

 世界の主要都市では,国内外の都市との交流・交易のために必然的に大規模な空港が 整備されている.その中には,シカゴやデンバーのように一つの空港を拡張することによって空港容量を増やしてきた都市がある一方で,騒音問題や用地買収の難しさから,同じ都市圏内に新空港を整備することによって都市全体の空港容量を拡大してきた都市もある.東京,大阪,ロンドン,パリ,ニューヨークは後者の代表例であり,複数の大空港を有する「複数空港都市圏」を形成している. 航空会社にとっては,一都市一空港の方が複数空港よりも運用効率は高いだろう.また,空港整備コストの面でも一都市一空港の方が効率的であることは相違ない.しかし,複数空港都市圏では,機能分担ルールやアクセス交通の整備等によって複数の空港を効果的に運用し,空港を利用する旅客の利便性向上に努めてきた. わが国には,首都圏,関西圏,北部九州圏に複数空港がある.首都圏と関西圏では, 国内線・国際線という路線種別によって各空港の機能が分担され,相互に補完的な役割を担うように連携して運用されている.しかし,羽田空港への国際線定期便導入の影響,神戸空港の果たすべき役割など,機能分担ルールについて検討するべき課題は多い.また北部九州圏では,明確に各空港の機能を連携することなく運用されている. 以上を踏まえ,本研究では,まず1章で,欧米の代表的な複数空港の機能分担ルールについてその詳細を比較した.そして2章から5章では,我が国の3つの複数空港都市圏の運用のあり方や,機能分担ルールが利用者に与える影響について,定量的・定性的な評価を試みた.本研究の内容は,下記の原典に若干の加筆修正を加え,それを まとめたものである.原典も合わせて参照されると幸いである.

 

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